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◇食の豆知識・食べ物の相乗効果◇

 

食べ物の相乗効果


 食べ物の相乗効果とは、数種の食べ物が互いの栄養素の不足を補充したり、元々もっていた効果をさらに強くすることを指す。これは食べ合わせが良いとも言われている。
 例えば、ビタミンA,Eやβカロチン(プロビタミンA、体内でビタミンAに変換する)は脂溶性ビタミンの一種であり、脂肪に溶けるため、油と一緒に食べらないと、吸収できない。特に植物性食物野菜やサラダを食べるときに、サラダ油やオリーブオイル、ドレッシングを使うか、脂肪が多く含まれているナッツ類と一緒に接収すると、体に栄養が吸収しやすくなる。
 また、豆腐に含まれているサポニンという物質は人体に必要なヨウ素を体外に排出する副作用がある。もし単に豆腐だけを長期間摂取するとヨウ素不足になり、甲状腺機能に障害がでる恐れがある。しかし、豆腐はワカメや昆布、のりと一緒に食べると、その問題を解消できる。ワカメ、昆布、ノリなどの海藻類にはヨウ素が多く含まれており、ヨウ素不足の解消に役立つのである。
 ところで、一日に1リットルの牛乳を飲む人は結構いる。しかし、それでも骨粗鬆症やカルシウム不足の人が多くいる。乳製品にはカルシウムが多く含まれており、これだけ摂取しているにもかかわらず依然足りないのであれば、おそらく体の吸収に問題があるのだろう。実は、カルシウムの吸収にはビタミンDが必要だ。そのため、ビタミンDが多く含まれているキノコ類の食物、例えばシイタケ、黒キクラゲ、シメジ、マイタケ、マッシュルームなどをチーズ、クリーム、牛乳などと一緒に調理することで、大変な効果が得られるだろう。
 パセリは鶏のささみと一緒に食べれば、貧血や血液代謝の促進に良い効果がある。これはパセリとささみの相乗効果が強いためである。パセリにはビタミンCと鉄分が大変豊かだが、鉄分は元々人体に吸収が悪い。しかし、ビタミンCと組み合わせると、鉄分の人体への吸収がサポートされる。さらに、高タンパク質である鶏のささみは鉄分の代謝を高め、両方で鉄分の吸収を促進し、相乗効果を果たす。
 このような相乗効果が、食べ物の食べ合わせに多く存在している。この相乗効果をうまく使うことで、体の健康を維持できるだろう。
 

 良い食べ合わせには以下の例がある。
豚肉とニンニク
サクランボウと蝦
ニラと蝦
ヤマイモとマグロ
干しシイタケとグリーンアスパラガス
クロマメとコンブ
ハチミツとレンコン
ノリとダイコン
タマネギと牛肉
トマトと鶏卵
キュウリとウミエビ
ハクサイとサクラエビ
 

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