いびきの人が糖尿リスク高
<アメリカ疫病学>誌に、最近、ハーバード大学公共衛生学院の研究を発表し、寝るときにいびきが強く、無呼吸状態がある人が、10年内に糖尿病を罹患する確率は普通の人より高く、いびきと肥満がともにある人がリスクがさらに大きいと発見した。
いびきとU型糖尿病の関連性を研究するため、同学院のウェール・K・アルドレイミ博士と彼の同僚たちが、アメリカの看護師の健康調査の相関データを分析し、69853名の40〜65歳のアメリカ看護師に及んだ。1986年に調査が始まり、参与者の中に一人も糖尿病、心臓病またはがんを罹患しなかった。研究者がアンケートで参与者のいびきの状況を調査した。
10年間にかけた追跡調査で、1957名の看護師がU型糖尿病を患うと診断された。年齢などさまざまな要素を除き、いびきが糖尿病のかんれが以前存在すると発見した。この研究結果は、いびきがU型糖尿病のリスクを増やす独立の要素の一つであると表明した。
研究者が、7割から8割のいびきは肥満によることであると見ている。肥満がもともと糖尿病のリスクを増加するのである。いびきの人が通常、腹部の脂肪が多く、睡眠中に、肺の拡張が影響され、呼吸が不調になる。また、いびきの人ののどや鼻内の肉も厚く、呼吸管をふさぎやすく、いびきになりやすい。
いびきは患者の体内に酸欠現象を引き起こし、すい臓への酸素の供給とインシュリンの合成に影響を与え、長くなると糖尿病になる。もし、いびきの人が酒も好きなら、体内のインシュリンの需要がさらに大きく、糖尿病を患うリスクが増加する。
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