ガン幹細胞を普通のガン細胞へ
神経膠芽細胞腫は良く見られる脳腫瘍の一種であり、患者を短時間内に死亡させるのは特徴であり、手術で腫瘍組織を切除しても再発し易い。以前の研究で、ガン幹細胞はガン再発と移転の原因の一つであると発見された。この細胞は普通のガン細胞と違い、自身でコピーができ、または多種のガン細胞に分化することもできる。
日本の山形大学と国立ガンセンターの研究チームのレポートによると、彼らが神経膠芽細胞腫の普通のガン細胞とガン幹細胞の遺伝子に比較分析を行い、結果はFox03aと称する遺伝子が、普通のガン細胞の中に作用を発揮するが、ガン幹細胞の中に眠る状態になると発見した。
動物実験で、もしFox03a遺伝子を活性化すると、ガン幹細胞が増殖能力のない普通ガン細胞に変わり、無限の分裂ができなくなると表明した。
この研究論文はアメリカの最新刊の＜幹細胞＞誌の電子版に掲載されている。研究チームは、その遺伝子に作用を発揮する物質を見つけ、これを元に薬物の開発を進めている。
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