乳腺ガン治療に突破
中国の解放軍軍事医学科学院解放軍総医院が、乳腺ガン内分泌治療の薬物耐性メカニズム研究で、重大
な成果を得られた。それは、CUEDC2という物質が乳腺ガン細胞の中に多量存在で、患者に薬物耐性を引
き起こすということを発見し、臨床治療に重要な意味がある。
周濤、潘欣、邰艶紅三人が共同で作った研究論文は、5月16日に、イギリスの<ネーチャー医学>のネッ
ト版に掲載され、近くに同誌の掲載も正式になる。
乳腺ガンは女性に発病率の最も高い悪性腫瘍であり、この10年以来、中国の主な都市には、発病率が37%
に増やされ、全国で毎年に3%〜4%の水準で上昇する。また、中国女性の乳腺ガンのピーク期間は45〜55
歳で、世界の平均水準より10〜15年に早くなる。
乳腺ガンは、女性ホルモンがなしに成り立たない悪性腫瘍であり、そのため、内分泌治療は患者の長期
生存の重要手段になる。タモキシフェンは現在最も広範囲で使われる乳腺ガン内分泌治療薬であり、人
体内の女性ホルモンと競争で、女性ホルモンのレセプタと結合し、腫瘍細胞を抑制する。しかし、治療
中の薬物耐性がタモキシフェンの治療効果に影響を与え、乳腺がん治療の失敗の主な原因の一つである
。薬物耐性の解明は乳腺ガン治療に不可欠の重要問題になっている。
戻る
Copyright (C) Toujyou.com. All Rights Reserved
|