レオヌーリンで脳卒中予防
中国の復旦大学薬学院の院長朱依淳教授の研究チームは、5年間をかけて、漢方の薬草益母草から抽出したレオヌーリンが、脳卒中の治療に明らかな効果があると発見した。その効果は、明らかに脳の供血不足により大脳皮質の梗塞面積を減らし、神経機能の欠損症状を改善するのである。その研究結果は最新刊の脳卒中専門誌の<Stroke>に掲載されている。
益母草は伝統の婦人科に用いられる薬草であり、血液の循環を改善させ、うっ血を解消する機能がある。しかし、長期間以来、益母草から有効な複合物の抽出のコストが高く、方法は複雑で、また、単体の有効成分に価値は完全に発掘するのはできないのだ。
朱教授らが5年間の努力を重ね、最終、レオヌーリンの抽出を成功した。その名をSCM-198と命名した。このレオヌーリンは、脳細胞の酸素消耗量を低下させ、ミトコンドリアの酸化でのストレス反応により細胞の死亡を抑制し、三リン酸デオキシチミジンを活性化させ、細胞の壊死を阻止し、脳組織を守ることになる。
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