化学療法はガン再発の原因？
アメリカの＜生物化学＞誌の最新刊に、中国科学院アカデミー会員、中山大学教授曾益新の研究成果を発表し、ガンを治療に用いいれる三大療法の一つ化学療法（放射線療法）が、ガンの再発の根源であるかもしれないと発見した。
同氏の研究チームが、世界範囲で始めての、普通の腫瘍細胞が放射線の刺激で腫瘍幹細胞に転化する可能性があると提出した。この研究成果が腫瘍治療の策略に重要な影響を与えるそうだ。
腫瘍幹細胞は、腫瘍の発生と再発の根源であるといわれるが、腫瘍幹細胞の由来について今までの学説はなかった。学術界は、この由来が幹細胞の悪化によると考えている。
2004年に開催されたある学術会議に、同氏が始めて、腫瘍細胞の重要な特徴は基因組の不安定であり、各種の基因型に変えられるという説を提出した。その観点が学術界の論争を引き起こした。
近年来、同氏のチームは、華南腫瘍国家重点実験室を利用し深く研究した。研究者が、先ず、鼻咽頭ガンに、生長能力の強い、放射線療法の治療に対抗する幹細胞様な腫瘍細胞が確実に存在する事を発見した。その後、研究者が普通の腫瘍細胞から取った単細胞をクローンし、そのクローン細胞を紫外線の照射、または放射線薬物の処理を行い、結果は幹細胞ような腫瘍細胞の形成を明らかに誘導すると発見した。
一連の研究で、基因の損傷により基因組の不安定性が、完全に普通の腫瘍細胞を幹細胞ような腫瘍細胞に変わる事が出来ると示した。
同氏は、腫瘍の放射線治療と化学治療とき、普通の腫瘍細胞が治療に敏感であり、消滅し易いと対照的、腫瘍幹細胞が強い忍耐力があり、滅びしにくく、また種細胞と同じく、新たな腫瘍細胞を作り出す。普通の腫瘍細胞が腫瘍幹細胞への転化である為、腫瘍治療の失敗に導くと指摘した。
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