中国、女性の肺ガン患者数、男性を超える
最新の資料によると、中国では毎年新たなガン患者が２２０万人増え、ガンによる死亡は１６０万人に及んでいる。肺ガンは、ガンの中で発病率と死亡率が最も高く、ガンの王様とも称されている。
肺ガンは男性の病気と思われがちだが、近年、女性の肺ガン罹患率が著しく上昇している。統計から、２１世紀の初めと前世紀の７０年代とを比べると、女性の肺ガンの罹患率が１２２．６％上昇し、上昇速度は男性の肺ガン罹患率より遙かに速かった。
専門家によると、２０００年から２００５年の五年間に女性の肺ガンの増加幅は男性より１４．７％高く、女性の悪性腫瘍の死亡原因の首位になった。
中国上海胸科医院の肺内科専門家謬美琳の最新研究結果によると、喫煙による肺ガンのリスクは、女性は男性の３倍もあることを示した。中国では、女性の喫煙者が急増しており、肺ガン患者の増加も当然といえる結果だ。
中国の臨床では、女性肺ガン者では一部の女性しか喫煙していないことも明らかになっている。これは、受動喫煙が主なガンの原因となっており、厨房の煙も一因であることが発見されている。中国の２００２年の危険要素調査のデータでは、５５％の１５歳以上の女性が毎日受動喫煙をしており、８８％の人は家で、６０％の人が外で、３０％の人が仕事場で受動喫煙していた。喫煙者と生活している女性の肺ガンの罹患率は正常な人の６倍にも上る。
厨房の油の煙も注意しなければならない。厨房の通風、排気の条件を改善し、調理方法を変えるなどすることで、良い効果を得られると専門家は指摘している。
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