易食研究所

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キャベツやブロッコリーでガン予防


 アメリカの最新研究から、妊娠したメスネズミが妊娠期とほ乳期に、キャベツやブロッコリーなどアブラナ科野菜に含まれている物質を摂取したところ、その子孫がガンを罹患するリスクが明らかに低下していたことを発見した。
 従来研究では、アブラナ科野菜に含まれている化学物質であるインドールー3ーメタノールがガン細胞の発生を抑制することがわかっていた。
 アメリカのオレゴン州立大学の研究者は、最新の<ガン>雑誌にこの結果を投稿した。実験では、妊娠したメスネズミを二組に分け、一組は普通食で、一組は食べ物にインドールー3ーメタノールを添加した。このネズミ2組を高濃度の発ガン環境に入れて様子を見た。
 結果、普通食のネズミの後代の80%が、出生後まもなくリンパガンで死亡し、残ったネズミも大きくなって、肺ガンを患った。インドールー3ーメタノールを添加した組のネズミの後代は半分が癌を患い、肺ガンを患ったネズミも少なかった。
 ただ、研究者は、妊婦が直接インドールー3ーメタノールを摂取することについては反対した。妊娠3ヶ月目の妊婦が高濃度化学物質を摂取すると、胎児の奇形につながる恐れがあるからだ。
 妊婦はキャベツやブロッコリーなどのアブラナ科野菜を摂取し、天然の抗ガン物質を取った方が安全である。

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