少量のアルコールで関節炎予防
スウェーデンの研究者は、アメリカの<国家科学院学報>ネット版に、ネズミの実験で、少量のアルコールで、リウマチ関節炎のリスクを低下できる研究結果を報告した。
多量の飲酒は体に有害で、各種の併発症を引き起こす。しかし、飲酒量を上手に抑えると、逆に体に有益になり、心臓病のリスクを減らすことができる。
スウェーデンのゴトボウ大学の研究者は、実験のネズミに特定の膠原質を注射し、リウマチを誘発させて、その後、一組には水、一組には水に10%のアルコールを混ぜた物を飲ませた。アルコールは肝臓に毒性を発生しない安全量である。
数週間の観測で、飲酒したネズミの関節炎の発病が飲水組より明らかに遅く、発病しても、症状が軽かった。
アルコールの摂取は、ネズミの体内での膠原質の産出を防ぎ、体を刺激し、多くの睾丸ホルモンを分泌させた。睾丸ホルモンは、抗炎症反応を引き起こし、関節炎の進展を押さえる。研究者は、この方法は人類にも適用可能であると考えている。
戻る
Copyright (C) Toujyou.com. All Rights Reserved
|