アンズで長寿
パキスタンの北部にハンサーという地区があり、４万五千人が暮らしている。この地区の八十〜九十歳、果ては百歳の老人までもが畑仕事をしている。
彼らの長寿の秘密は、アンズである。ハンサーの人たちは、夏には新鮮なアンズを果物として食べ、アンズのスープ、ジュースもよく飲む。また、干したアンズは保存して、いつでも食べられるようにしている。
新鮮なアンズには、銅、鉄、カリウム、食物繊維やβーカロチンなどの栄養素が多く含まれ、干したアンズは栄養価値がさらに高くなる。アンズの核は杏仁（アーモンド）で、きわめて強い抗ガン物質であるアミグダリンが多く含まれている。ハンサーの人たちは、杏仁を好み、果実や杏仁油を加工し、ジャムとしても食べている。
彼らはアンズ以外に、果物や野菜も大量に食べ、未精製の小麦、発芽穀物も食用している。専門家は、これはとても健康の食事で、多くの抗酸化剤を含まれており、この飲食によって、ハンサー地区の人が健康で長寿になっていると指摘している。
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