DHAで認知症予防
アメリカが公表した最新の研究結果によれば、血中のDHA脂肪酸の含有量が高くなると、認知症やアルツハイマ症をなりにくくなる。
アメリカのタフツ大学の研究者エンスト・サフィルらは899名の認知症がない老人に長期追跡調査を行った。研究者は76歳時の血中のDHA含有量を記録した。9年後、99名の老人は認知症を患い、71名がアルツハイマ症であることが確認された。
年齢、遺伝、性別などの要素を除いても、血中のDHA含有量が低い調査対象と比べ、DHA含有量が高い人は認知症になるリスクが47%低く、アルツハイマ症のリスクは39%低いことがわかったのである。
同氏は、データからは、魚を多く摂取し、血中のDHA含有量を増やすことが認知症のリスクを半分低下することがわかったと語った。
毎週3回魚類を摂取すれば、血中のDHA含有量が増加し、サプリメントも同じような効果があると同氏は指摘している。
この研究成果は、アメリカの<神経病学文献>の11月号に掲載されている。
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