上海女性の肺ガン発病率が世界最高に
中国臨床腫瘍大会で発表された、上海市胸科医院内科の廖美琳氏の<中国上海の女性の肺ガン発病と時間趨勢及び生存空間>は、男性に多い癌が女性にも増えている傾向を紹介した。
肺ガンはもともと男性に多い癌で、前世紀70年代の先進国の男女肺ガンの比率は10対1であった。しかし、現在の上海では、女性の肺ガン比率は欧米先進国より高く、世界の発病率を超え、増加幅は男性より高く、発見されたときにすでに末期肺ガンであった女性は男性より多いことがデータで示されている。
現在の西ヨーロッパの男女の肺ガン比率は4.24対1で、日本は3.5対1、中国は2.2対1である。喫煙や環境の汚染が、女性の肺ガン発病の主な原因であり、同じ喫煙条件では、女性は肺ガンリスクが男性より3倍高いことも研究で証明された。
上海の女性は、1983年以来、肺ガンの発病率が各種癌の第二位となっている。2002年から2004年の3年間に、全上海の肺ガン発病例は23193例(男性16475例、女性6721例)であった。発見された時、女性はV期(35.6%)、W期(42.2%)の患者が多く、早期の患者は22.3%しかいなかった。男女患者の比較は、T期の比率が同じく、U、V期は男性が多く、W期は女性が多い。
同氏は、女性は喫煙すると肺ガンになりやすいと指摘し、禁煙が肺ガン予防の基本であるとを語った
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