上海のエイズ事情
上海で開催された「熱帯病と寄生虫学国際学術研究討論会」で公表された最新の調査結果によると、2005年、上海で記録されている356例のエイズ感染者のうち、性行為による感染者が6割強を占め、麻薬注射などによる感染者が1割強であることが明らかになった。
性行為による感染が、上海のエイズ患者の主な感染経路になっており、麻薬注射の4倍以上に上った。
上海では、若いサラリーマンとOLの間でその場限りの性行為が流行しており、エイズの蔓延の温床となっていると専門家は指摘した。
調査によると、都市での生活リズムが加速したことにより、緊張、悩み、冷淡、つまらない、空虚などのマイナス面の情緒が増え、ストレスを解消するために性の欲望によって解消することが多くなった。この解決方法は、「一夜情」と呼ばれ、双方合意の上、性行為を行うが、相手のことを全く知らない人が多く、性病への予防知識も全然ないため、重い代償を払うことになる。
上海の公共衛生センターは、2005年から無料でエイズの検査措置を執ったが、検査を行う人はほとんど偽名や偽の住所で登録するため、検査で陽性が出た場合でも患者が見つからないことが多く、エイズの蔓延を加速した。
戻る
Copyright (C) Toujyou.com. All Rights Reserved
|