上海蟹から発ガン物質
台湾衛生署は10月18日、中国大陸の上海蟹から発ガン物質であるニトロフランの代謝物を検出したと発表した。
台湾では、輸出された上海蟹のうち、合計3000キロ以上の上海蟹からニトロフランの代謝物が検出されてた。
今年9月1日から10月12日の間に、台湾は中国から514回上海蟹を輸入し、その中の59回で標準検査局の検査をしたところ、7回で問題を発見した。台湾衛生部門は輸入魚業者に緊急回収を要求している。
台湾衛生署の担当官は、検査に不合格だった上海蟹の比率はきわめて大きい事を指摘した。
昨年の上海蟹に対する検査では、29回中6回、使用禁止物質が検査され、衛生署の注意を喚起した。今年はまだ蟹の成熟シーズンになったばかりで、衛生署は検査を強化するために、サンプルの抽出検査比率が2%から5%に引き上げた。
また、台湾に入る旅客に対しては、蟹類の物の持ち入り禁止措置も行われる。
日本も中国の上海蟹の主な輸出国で、上海蟹の抗生物質などの使用が何度も報じられた。今年の蟹が安全か否か、検査結果がはっきりするまでは、食べない方がよいかもしれない。
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