食後にはクルミ
イギリスのBBCによると、バーサロナ病院の医療研究チームは、毎日8個のクルミを食べることで、動脈硬化の緩和、動脈弾性の保持に有効である事を報告した。
研究は24名の成人に対して行われ、被験者の半分はコレステロール値が正常で、残りは高い状態であった。実験では、参加者に毎日高脂肪のイタリアソーセージ二本とチーズを1週間食べ続けてもらった。また、毎日の食事で、一組は5さじのオリーブオイル、もう一組はクルミ8個を摂取させた。
高脂肪の食後は、オリーブオイルとクルミはともに炎症突然発作と動脈酸化を減少させることができた。研究者は、この効果は一定期間しか持たず、それ以降は、動脈が硬化して、心臓病と脳卒中のリスクが増えると予測をたてていたが、実際には、体内のコレステロール値に関係なく、クルミは動脈の弾性と柔軟度を保持して、オリーブオイルにはこの効果がなかったことがわかった。
研究者の一人であるアイミリオウ・ロース博士は、「高脂肪食は動脈内壁の酸化窒素の産出を破壊し、酸化窒素は血管の柔軟を保持する必要な物質である。クルミに含まれるアルギニンは酸化窒素を作り、抗酸化剤とωー3脂肪酸であるαーリノレン酸が含まれ、体の健康に有益である。」と述べている。
研究では、クルミの保護性脂肪は、高脂肪食品の影響を中和できることがわかったことになる。
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