乳製品と一緒にトマト
アメリカボストンの研究チームは２０８８５例の男性の医者に対して、１１年間追跡調査を行った。そのうち１０１２人の男性が前立腺癌を発症した。
統計学的な分析で、毎日乳製品からカルシウムを150mg摂取した男性と比べ、600mg摂取した男性の血漿は、ビタミンD3の濃度が著しく低下し、前立腺癌の発生リスクが３２％上昇していた。
年齢、体重、運動量及び喫煙などの要素を除いても、毎日牛乳600ml相当の乳製品を摂取した男性は、120mlしか摂取しない男性より、前立腺癌のリスクが３４％上昇する。
これを中和するためにも野菜は非常に重要だ。
野菜や果物中に含まれている植物化合物質には抗ガン作用があり、トマトに多く含まれるリコピンもその一つである。リコピンは、アンズ、スイカ、赤ブドウなどにも含まれている。
アメリカの研究では、４６０００例の男性に対する調査では、生トマトを食べない人と比べ、毎週２〜４回生トマトを食べた人は前立腺癌の発生リスクが２６％低下し、トマトピザやトマトソースにもこういった作用があった。
リコピンは抗酸化作用がカロチノイドの中で最も強く、DNAを保護し、ガン細胞の増殖を抑制し、ホルモンを調節するなどの作用があり、抗前立腺癌の作用も大量の研究で証明されている。
牛乳を飲む男性は是非、トマトも同時食べてみてはどうだろうか。
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