朝のコーヒー脳卒中
アメリカの研究で、もし心臓病の危険要素を持っていてコーヒーの飲量が多くない中高年が、朝コーヒーを飲むと、心臓病を引き起こす可能性があることが指摘された。
ブロン大学のアンナ・ベリン教授は<疫病学>誌に研究報告を発表し、上述の中高年が、朝コーヒーを飲むと、一時間後に脳卒中のリスクが著しく高くなり、糖尿病、高血圧と喫煙、運動が少ない人は、リスクがさらに高いと示した。
毎日コーヒーを4杯以上飲む人は心臓病のリスクはない。これは、コーヒーを多く飲む人の体がカフェインに慣れているため、心血管への影響が少ない事が理由となっている。
この研究は503人の、1994年〜1998年の間に、初めて脳卒中になったコスタリカ人を対象とした。彼らの脳卒中前の数時間と数日間のコーヒー飲量と全体の飲食、病歴、生活習慣などが研究の要素とされた。
平均して一日にコーヒーを一杯未満飲む人は、朝コーヒーを飲んだ一時間後に心臓病の発病リスクが正常の4倍にのぼり、毎日2、3杯飲む人はリスクが6割高くなり、4杯以上飲む人はリスクの上昇はなかった。
カフェインは神経系の活動を刺激して、動脈血管壁に脂肪が沈着して血管を梗塞し、心臓病を引き起こす。
専門家は心臓病の危険要素があり、コーヒーの飲用量が少ない人は、なるべくコーヒーを飲まない方が良いと警告している。
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