果物酢で糖尿予防
アメリカの栄養協会の年会で、食事時に20gの果物酢を飲む人は飲まない人より、食後の血糖値が35%低下し、飢餓感も減少する研究結果が発表された。
また、<ヨーロッパ臨床栄養>誌もスウェーデンロント大学の、酢の食後の血糖値とインシュリンに対する影響の研究を掲載している。この実験に参加した人は、一組は酢に浸したパンを食べ、もう一組は酢のないパンを食べた。食後30分間の血糖値とインシュリンを比較すると、酢に浸したパンを食べた人は両方とも低く、飢餓感も少なかった。
酢酸は二糖類分解酵素を抑制し、血糖値を低くする。また骨格筋のブドウ糖ー6ーリン酸を増加させる。この作用はグリコシダーゼ抑制剤やジメチルジグアニドに似ている。
研究で使われた酢はリンゴ酢、ブドウ酢など果物酢で、穀物酢にも同様の作用があるか否かはまだ分かっていない。
果物酢のうち糖の含有量が高いものは、糖尿病患者には適していないので気を付ける必要がある。
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