低温と長寿
アメリカの栄養学者クライド・マイク氏は次のような実験を行った。
二組のネズミに対して、一組は必要最低限の栄養以外のエネルギーの摂取量を制限し、一組のネズミはネズミが摂取したいだけ摂取させた。食べ放題のネズミは175日後に、骨格の生長が停止し、摂取を制限したネズミは300日、500日、1000日後にも骨格が緩やかに生長した。さらに、食べ放題のネズミは2年半以内に全部死亡し、摂取制限したネズミは3年から4年生きていた。
その後多くの学者の実験で、必要最低限の栄養だけを摂取した場合、老衰が遅延し、寿命が延びることが証明された。飲食制限した場合、老年になっても免疫力が強く、胸腺機能の乱れが遅延される。また、平均体温が2〜3度下がるという。
体温は寿命に決定的な影響を与え、減食は体温低下の有効な方法である。体温低下は人体の代謝を緩め、自然に寿命が延びる。気温が低く、寒い国に長寿の人が多い原因である。
中高年の人は健康を維持するためにも、飲食制限は重要である。
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