乳腺ガンと飲食の関係
スウェーデンとアメリカの研究者が共同で公表した研究結果によると、拒食症の若い女性は乳腺ガンのリスクが低い。これは若い女性のエネルギーの摂取と乳腺ガンの形成、発展に大きな関わりがある事を示した。
ただ、拒食症は重い心理的病気であり、命を落とす危険があるため、飢餓で乳腺ガンを避けるという考えは危険だと忠告している。
研究者は1965年から1998年まで、拒食症で入院した7303名のスウェーデン女性の乳腺ガン情況について調べた。女性達の平均年齢は40歳以下で、多くは20歳以前に拒食症を患っていた。
拒食症患者の乳腺ガンの発病率は、拒食症のない女性の半分程度で、以前の動物研究によって示された、エネルギーの摂取の制限によって抗老衰作用や抗癌作用が得られ、寿命が延びるとする結果の一部を裏付けた。
若いときにエネルギーの摂取を制限すると、乳腺細胞の繁殖が抑えられ、癌への異変が減る。また女性ホルモンなどの分泌を減らすことも乳ガン減少と関係があると見られている。
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