カルシウムとビタミンDの同時使用、危険
アメリカの<ニューイングランド医学>誌は、カルシウム補充にビタミンDを加えると骨折の危険ありというタイトルの論文を掲載した。カルシウムとビタミンDを服用している60歳以上の女性が全身の骨折を予防できているのかについて、統計上の差はなく、逆に腎結石の副作用があることがわかったのである。ただし、股関節の骨折率は21%降下していた。
この考え方は、従来の医学と栄養観と大きな差があり、注目されている。
ビタミンDは腸のカルシウムの吸収を促進するが、今回の発見では、カルシウムと同時に摂取するのは良くないということになる。通常ビタミンDが欠乏することはなく、室外で30分間活動すれば、体に十分なビタミンDを合成できる。ビタミンDを多量摂取すると、食欲減退、無力、不整脈、嘔吐などの中毒反応が起きる。
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