焼き肉で前立腺ガン誘発
ジョン・ホプキンス大学のアンジェロ・ドマルゾ博士は、アメリカのガン研究協会で研究報告を発表し、高温で焼いた焦げのある肉類は複数環アミン化合物を合成する可能性があると指摘した。この物質はラットへの投与実験で前立腺ガンを誘発することが証明されている。
同氏は同僚らとラットに複数環アミン化合物を含む食べ物を八週間与え、その後にラットの前立腺、腸、脾臓を調査し、４週間後にはラットの器官遺伝子が変異していた事を発見した。
同氏は、このラットのガン異変は偶然の発見であると語った。人間に対しては、複数環アミン化合物の合成量の確定はさらに難しく、調理条件によっても合成量が変わる。
報告では、肉類の摂取と前立腺ガンの発病の関連の発展の可能性を示し、今までの研究で分かっていた焦げた肉を食べるとガンを誘発することを証明している。
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