内臓脂肪と死亡率
カナダのクイーン大学の研究で、初めて男性の腹部のある内臓脂肪は死亡率と直接関係があることがわかった。
研究者は肥満を治療するときには、内臓脂肪を主な治療対象とするべきだとし、この新たな発見を、3月31日の<肥満研究>のネット版に発表した。
今までの研究では、体重は死亡率に直接影響するような重要指数ではないとしていたが、肥満と死亡率を結びつける最も大事な要素は何なのかということは研究者にとっての重大な問題であった。彼らは291名の男性のCT画像の腹部のデータを分析し、内臓脂肪、皮下脂肪と肝臓脂肪の含有量を測定した。そして、内臓脂肪の含有量だけで死亡率を予測することができることを発見したのである。
飲食ダイエットと運動ダイエットとを比べると、運動した方が多くの内臓脂肪を減らすことができ、しかも筋肉を維持できるため、平時の運動が重要な事が分かる。
現在の研究対象者は男性に限られているが、内臓脂肪は女性にも同じようなリスクがあると考えられ、男女ともに運動によって、正常なウエストを保つことが大切であると研究をリードするジェンニフ・コク博士は指摘した。
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