母乳で赤ちゃんの肺炎防止
アメリカのカリフォルニア州のダイウェス大学医学研究センターの研究者が最近公表した調査で、母乳で六ヶ月間哺乳した赤ちゃんの肺炎の罹患率は、母乳の哺乳期間が六ヶ月間以下の赤ちゃんより大幅に低くなることがわかった。
この研究は同センターのカロリン・セントリ研究員がリードするチームが行った。研究者は1988年から1994年の間に、そのセンターの新生児の健康調査記録に基づき分析をおこなった。赤ちゃんの数は2277人で、当時の年齢は六ヶ月から1歳までだった。
そして、生後まもなく母乳の哺乳を受け、半年以上続けた赤ちゃんの肺炎罹患率は、母乳の哺乳期間が4〜6ヶ月以下の赤ちゃんの四分の一になることを発見した。
この調査は、すでに提唱されている、母乳に赤ちゃんの呼吸系などの感染類の病気を予防する豊かな化学物質が含まれている説を証明した。
アメリカの小児科医学科学院は、母親は可能な限り新生児に少なくとも六ヶ月以上の母乳の哺乳をすべきだと提案している。
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