緑茶で白血病予防

　緑茶のある成分が白血病の患者の病状改善を助ける事がアメリカの研究でわかった。
　アメリカのマイオウ診療所は緑茶中のカテキンの一種であるEGCG（エビガロカテキンガレート）が慢性リンパ細胞白血病の患者(4例)の病状改善を助けたことを発見した。
　慢性リンパ細胞白血病は血液と骨髄のガンであり、人体の白血球に影響を与える、血液ガンの中で最も一般的なガンで、患者は６０歳以上の人が多く、現在この病気に対する治療法は確立されていない。
　マイオウ診療所の研究者は２００４年に、試験管で緑茶が白血病ガン細胞を殺す事を発見し、緑茶治療に踏み切った。緑茶から抽出したEGCGの錠剤を、四人の慢性リンパ細胞白血病に飲ませる治療を初めて数ヶ月で、三人の病状が良くなり、もう一人の病状にも軽い改善が認められた。
　ただ、研究者は、結果の確定には、もっと大規模な実験を行う必要があると語っている。

　

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