老人に卵黄
卵黄はコレステロールの含有量が高く、老人や冠動脈の持病を持つ人には良くないといわれていた。
しかし、近年の研究では、卵黄の中にコレステロール以外に、レシチンも豊富に含まれている事が明らかとなった。レシチンは強力な乳化剤であり、コレステロールや脂肪の粒を小さく変化させ、浮いた状態として、血管壁への付着を防ぎ、組織での利用のために提供するため、血液中のコレステロールの含有量を減らす機能がある。
アメリカの研究者は鶏卵中のレシチンを抽出し、心血管疾病の患者に食べさせたところ、3ヶ月後、患者の血清コレステロールの含有量が明らかに低下した。また、動脈硬化の治療にもよい効果が得られている。
レシチンは、体内で消化吸収後にアセチルコリンを放出する。アセチルコリンは神経細胞中の情報を伝達する化学物質であるため、記憶力の増進に働き、老人の記憶力衰退を予防する。もちろん、他の年齢層にも効果がある。
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