不妊症の男性の睾丸はガンリスク増

　睾丸ガンは若い男性の発症率が最も高いガンである。しかも、他のガンと違い、普段は症状が現れず、発見と治療が難しい。
　最近、アメリカの研究者は、不妊症や精子数異常の男性が睾丸ガンを患う確率は普通の男性の２０倍であることを発見した。
　研究者は３８００名の不妊症或いは精子数異常の男性の生殖状況を調査し、１０人が睾丸ガンであることを発見した。その１０人のうち、８人は睾丸ガンを引き起こす元となるような病気はなかったが、他の２人は睾丸ガンを引き起こす潜在睾丸症を患った経験があった。例えこの２人を除いても、不妊症や精子数異常の男性が睾丸ガンになるリスクは他の男性の１８倍になる。
　これらの睾丸ガンは全て精原細胞腫というガンであり、しかも５００人の不妊症や精子数異常の男性に一人はこの病気である。この数字は４０歳以上の女性の１４３８人に一人が乳腺ガンになる比率と比べれば、３倍近いことがわかる。

　

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