ビールに抗ガン物質
イギリスのBBCの報道によると、最近の研究で、ビールに抗ガン物質が含まれていることが発見された。
ビールを造る原料の一つであるホップに、ガンを誘発する酵素を抑制する特殊な栄養素が微量にふくまれていたのである。ホップはビールの香り、風味及び苦みを出す植物である。10年前、イギリスの研究者はアメリカのオレゴン州立大学と共同で、ホップの中のXanthohumolという物質を分離した。
その後の研究で、Xanthohumolは腫瘍の生長及びガン細胞を活性化する酵素を抑制し、さらに、体内の有害な化合物の体外への排泄をしやすくなる作用もある。ただし、現在生産されている多くのビールに含まれているホップの量は少ないため、Xanthohumolの量もすくなく、黒ビール、アルコール度数が強いビール、色の薄いホップの香りがする特別なビール中には、Xanthohumolの含有量は高い。
オレゴン州薬学学院の医薬化学助教授フルイト・スティフェンスは、ラットの実験では、こういった物質は体内での代謝が早く、一回にビールを飲んでも多くのXanthohumolを獲得するのはできないと語った。ただ、この物質は化学の予防特性を持ち、それを得る方法は、ビールを飲む以外の方法はないという。
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