父親の遺伝子で寿命決定

　アメリカの＜今日の医療ニュース＞の１０月３０日の報道によると、スウェーデンのムーオウ大学の研究者は、人の寿命の長さは父親の遺伝子で決められることを発見した。
　今まではどういった要素で人の老衰を導かれるのかは分かっておらず、多くの研究結果でＤＮＡの末端小粒の長さが人の寿命と密接な関係があることが証明され、末端小粒が長ければ長いほど、人の寿命がながくなることがわかっていた。
　研究者はスウェーデン北部の４９家庭の１３２人の健康な人に対して、遺伝子の末端小粒の長さの統計分析を行った。結果は、父親の末端小粒が長いほど、子供の寿命が長くなる傾向を示した。子供の半分の遺伝子は母親に由来にするが、末端小粒の長さは母親と子供の間には関係がない可能性が高いのだ。
　ただ、この研究をリードしたノドジェル教授は、この結果は分析のはじめであり、長期間の追跡が必要と指摘し、末端小粒が長くても、必ず長寿になるとも限らず、喫煙せず、良い精神状態、飲食健康を保つことが、長寿の秘訣であると強調した。


　

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