アジア最大の健康脅威は糖尿
エイズや鳥インフルエンザはアジアのこれから数十年の最大の健康脅威と考えられているが、WHOの専門家は、糖尿は上述の病気をさらに上回り、アジア最大の健康問題になり、壊滅性がある世界糖尿病の波が訪れる可能性があると指摘した。
WHOの糖尿病合作センターの主任ボウロ・キマント教授はバンコクで開催された国際会議で提出した報告書に、鳥インフルエンザとエイズだけを重視している国では、糖尿が流行すると記した。現在、アジアの糖尿病患者の比率は、ヨーロッパを超えている。ヨーロッパの成人人口中の糖尿病患者の比率は約5%だが、アジアの比率はすでに10〜12%に達している。同氏は、これは21世紀の健康危機であり、これから200年以内に初めて人の平均寿命が下がる可能性があることも指摘した。
その原因について、同氏は米食を中心にするアジア人が、脂肪と糖分が多い西洋食に変化していっていることを挙げ、また、児童の肥満も原因とした。元々成人がなるはずの2型糖尿病は、アジアでは児童が患っている例もある。1型糖尿病は児童に多く見られるが、2型の糖尿は老人に多く発症する。2型糖尿病は生活習慣病であり、肥満と密接な関係があるといわれている。
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