頭脳労働は肥満しやすい

　カナダの最新研究で、頭脳労働は肥満になる可能性が高いことがわかった。原因は頭脳労働の運動量が少ない事だけでなく、長期間の頭脳労働は、大量のブドウ糖をエネルギー源として必要とし、エネルギーを補給するために多くの食べ物を摂取する事が考えられる。
　この研究をリードするカナダラオル大学の運動機能学教授トロンブライ氏は１５人の成人の生活を研究し、彼らの脳の働きと休み時のエネルギーの使用と消耗の状況を観察した。結果、パソコンで４５分間仕事する間は、３カロリーのエネルギーしか使わないにもかかわらず、４５分間の休憩後には、彼らの摂取したエネルギーは２２０カロリーをオーバーしていた。
　長期間机の前に座って動かないことは、ブドウ糖の需要の不安定性を増加する。これからの２０年間に肥満者が増加する重要な原因となると同氏は指摘した。


　

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