婚姻関係が心血管の健康に影響

　９月の＜行動医学＞誌に、イギリスの研究者が研究報告を発表している。この研究は、１０５名のロンドンで暮らしている公務員を調査し、婚姻状態の良くない人は仕事中にも強い圧力があり、血圧、心拍が共に普通の人より高いことを発見した。これは、心臓病になるリスクが大きい事を示している
　過去の調査で、いずれも良くない婚姻は女性に対するダメージが大きいといわれていたが、調査では、不安定な婚姻が男女に与える不良影響は同じであることがわかった。
　圧力と健康には密接な関係があり、婚姻生活でうまれた圧力は長時間残るもので、体の健康に大変強い影響を与える。医学的には、心臓病、ガン、肺病、事故、肝臓硬化、自殺などの死亡原因の上位６位が圧力と関係があることはすでに証明されている。研究者は、婚姻の状態は人の心理状態に影響するだけでなく、神経内分泌と心血管健康にも直接な関係があると指摘した。

　

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