易食研究所

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日本易食研究所 主宰      

◇健康ニュース◇

 

魚の効果、料理法による


 近年、多くの臨床研究で魚の摂取が不整脈の予防や血脂肪の減少、血栓や動脈硬化の予防などにも作用があると言われている。しかし、魚が最終的に心臓への保護作用があるかどうかは料理法に大きく作用されるそうだ。
 アメリカのある研究チームは、3910例の65歳以上の心疾患疾病がない老人に対して、10年間かけて追跡調査を行った。調査の対象は主にマグロや他の魚を食べている。調理法は、焼き、油揚げ、フィッシュハンバーグなどがあり、魚を食べる回数は年に5回から週に5回まで回数にばらつきがある。調査中、247人が冠性心疾患で死亡し、363人に非致命的な心筋梗塞を発生した。研究分析によると、焼き魚の摂取は冠性心疾患の死亡率の降下には有効であったが、心筋梗塞のリスクの低下にはつながらなかった。また、週3回以上焼き魚を食べた人は月一回以下食べる人と比べ、冠性心疾患の死亡リスクが50%低くなり、油で揚げた魚やフィッシュハンバーグを食べる人は冠性心臓病の死亡率や心筋梗塞のリスクの低下に何の作用も無かったことが分かった。
 原因は、油で揚げた魚やフィッシュハンバーグは、調理中に長鎖不飽和脂肪酸が破壊されるためで、結果として含有量は焼き魚より遙かに少なくなり、心臓保護への効果が減少したためだと考えられている。

 

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