携帯で白内障

　イギリスの≪毎日電信報≫のネット版によると、８月７日、イスラエルの研究者が、携帯から発射されるマイクロ波が眼の組織に与える影響について、白内障の前兆が現れ、目の収束能力を攪乱することを発見した。
　研究者は、人間の眼部構造と似ているオスの子牛の目の水晶体をとりだし、一定の熱度とマイクロ波の輻射をした。これは長期間携帯を使う時の温度と輻射に相当する。二週間後、培養基に置かれた水晶体は他の輻射されていない水晶体と比べ、生物学的にはっきりとした変化が見られた。
　輻射された水晶体は、光を集束する力が弱くなっており、これは目に図像がはっきり移らなくなることを表す。輻射を停止した後は、水晶体の損傷は復元するが、水晶体組織内部に泡が形成され、これは消えなかった。この泡は白内障或いは目の永久損傷の前兆である。
　リワイ・サシト教授は、「我々の研究結果は、携帯電話が発するマイクロ波は治療不可能な損傷を引き起こすことをしめした。携帯を持っている方々はできる限り、固定電話を使用すると提案する」と語った。

　

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