帝王切開の産婦、後に生育困難

　イギリスのアボデイ大学は、１７年間かけた研究から、帝王切開による出産は生育が困難になることを発見した。
　１９８０年からの１７年間で、２万５千人以上の女性に対する調査から得られた結果である。
　帝王切開をした産婦は、次の出産の可能性が低くなり平均間隔時間が自然出産の女性より長くなる。６６．９％の帝王切開の女性は、平均３６．３ヶ月後に再び出産している。しかし、自然出産或いは工具で助産された産婦は、再出産の可能性が７１．６％と７３．９％で、出産の平均間隔は３０．４ヶ月と３１．８ヶ月であった。
　また、帝王切開の産婦は再び妊娠するときに併発症が発生しやすく、子宮外妊娠のリスクが高い。千人の帝王切開の産婦の子宮外妊娠の可能性が９．５であったのに対して、自然出産の方は５．７になっている。
　研究者は、計画中か緊急事態の場合かに関わらず、後者の結果は同じで、しかも、赤ちゃんの死亡率は他の２倍になっていると述べた。
　イギリスでは帝王切開の産婦の数が年々増え、現在、５人の中に１人が帝王切開を選んでいる。

　

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