中国四川省で奇病発生

　四川省衛生庁によると、６月２４日から７月２３日までの一ヶ月間に、四川省資陽市第一人民医院、第二人民医院、第三人民医院が５５人の原因不明の病気の患者を受け入れていた。患者は発病初期には、高熱、無力、嘔吐などの症状があり、後に皮下出血、ショックなどの症状が現れた。７月２３日午前中までに１７人が死亡し、１２人が危篤状態で、容態が安定したのは２７人で退院できた人はわずか２人であった。
　疫病調査では、人と人の間での伝染は否定されている。また、ＳＡＲＳや鳥インフルエンザでも無かったことが明らかになっている。
　調査からは、患者は全て農民で、年齢は３０歳から７０歳であり、豚、羊との接触や屠殺経歴が有る事が分かった。重症患者は突然４０度の高熱が出、皮下出血、昏睡、ショックなどの症状がある。発病から十数時間で死亡する。患者と密切に接触する人には発病した人は一人もいない。
　資陽市政府は、病気の家畜の屠殺をやめ、検疫機構に処分をまかせ、病死した家畜の肉を一切食べないように呼びかけている。
　

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