アジアのエイズ事情
日本の神戸で開かれたアジア太平洋地区エイズ国際会議で、国連のエイズ担当官ピード・ピオトは、もし予防措置を増強しなければアジアでエイズの大規模発生の恐れがあると警告した。現在、世界のエイズ感染者のうち、4人に1人はアジアに住んでいる。
エイズは同性愛、麻薬注射、買春等による感染比率が高い。現在アジアでは、買春面では19%、麻薬注射では5%の者しか予防措置を取っていない。同性愛者で予防措置をとる者は2%以下になっている。このまま予防措置を増強しなければ、普通の人にまで蔓延する可能性が高い。
WHOの報告によると、アジア太平洋地区では毎日1500人がエイズで死亡し、3500人が新たに感染している。推算によると、アジアには820万人のエイズ感染者がいる。そのうち、インドには510万人がいると考えられている。
国連は、アジア太平洋地区のエイズを撲滅するために用いる資金を2007年には16億米ドルに増加するが、実際の必要費用は50億米ドルに達すると指摘している。(新華社7月4日)
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