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◇健康ニュース◇

 

肥満が老衰を加速


 アメリカとイギリスの研究者は、肥満が老化を加速することを発見した。体重が重ければ重いほど、細胞の分子水準が老衰し、肥満が人間の年齢を九年老化させる。
 ロンドンのセイントマシ病院のスパーク・トウ教授は、「我々は肥満が多種の病気になるリスクを増やすことや、寿命を縮めることが知っている。現在、我々は、さらに肥満が老衰を加速することを発見した。」と述べた。
 表面的に見ても、肥満の人に明らかな老衰の症状は現れず、顔にしわも現れない。しかし、体の内部では、老化が加速している。肥満は人体の新陳代謝の変化を引き起こして老化を促進し、老化から各種の病気になるリスクも増やす。
 スパーク・トウ教授はアメリカのニュージャージ医科大学と歯科大学の研究者と一緒に、1122名の年齢18歳から76歳までの女性に対して研究を行った。そのうち、119名の女性が肥満であった。研究者は彼女らの血液サンプルを採取し、白血球中の末端粒子を検査した。末端粒子は染色体末端にある粒子で、遺伝情報を持ち、細胞が分裂すると縮む。天然の老化の過程では、末端粒子がある程度まで縮むと、細胞分裂ができなくなり、その後は細胞がどんどん死んでいく。細胞分裂が止まり細胞が死んでいく現象が、老化現象となる。
 スパーク・トウ氏は体重と末端粒子の長さに直接的な関係があることを発見した。末端粒子が縮むと体重が増えるのである。痩せている女性は適度な体重の女性と比べれば、適度な体重の女性の末端粒子の長さの方が遙かに長く、適度な体重の女性と肥満の女性とを比べれば、適度な体重の女性が持つ末端粒子の長さの方が長い。
 さらに、スパーク・トウ氏と彼のチームは、喫煙と老化にも関係があることを発見した。彼らの観測では、喫煙が多ければ、その人の末端粒子が短くなる。また、氏らは禁煙と体重を増やさないことが健康を維持する正しい方法であるとも指摘している。(多維新聞7月3日)


 

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