ストローで炭酸飲料

　炭酸飲料の飲み方が歯の健康に影響を与えている。最新の研究では、炭酸飲料中の酸性気体は虫歯を引き起こすことが発見された。同時に、炭酸飲料を飲むときに、ストローを正しく使うことで、虫歯になるリスクが減り、歯の健康を保護できることも分かった。
　この２０年間行われた調査では、普通の場合、炭酸飲料を飲む人はストローを使わず、飲料を直接口に入れることがほとんどであることが分かった。このように飲むと口に炭酸飲料が満ち、歯が炭酸飲料に漬けられることになる。これが虫歯の形成を促進する。また、ストローを使っても、ストローを門歯の前部に置くと、炭酸飲料が門歯周辺の歯に付着し、虫歯になりやすくなる。
　研究者は、炭酸飲料を飲むとき、ストローを使い、しかも歯の少し奥に入れると、結果として歯を保護することができることを発見した。こうすることで飲料が口にはいると直接食道に流れ込むことが多くなり、酸性物質と歯の接触が制限される。
　また、専門家は、ストローで炭酸飲料を飲むときには少しずつゆっくりと飲み、飲んだ後に水でうがいをし、寝る前には炭酸飲料を飲まない、などの工夫をすることで歯を保護することになると指摘した。（競報６月２９日）

　

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