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◇健康ニュース◇

 

新たな老衰理論


 イギリスの≪新科学者≫誌の報道によると、老衰に関する新たな理論が提案された。その理論は、体にゴミは多く積もりはじめると、体はそれを排除しようとするが、それを排除するには様々な条件が必要であるため、新陳代謝の系統は条件をそろえることを面倒くさがって適当にしてしまい、有害な物質が少しずつ溜まっていくという現象を老衰とする。
 今まで考えられてきた老衰に関する理論は、遊離基が引き起こした損害だと言われている。これに対し、ロンドン大学の加齢化研究センターの研究者は、遊離基は老衰問題の一つに過ぎないと発見した。
 十数年前、カリフォルニア大学の研究者カイニオンは、すでに線虫が遺伝子変異によって寿命が延びたことを発見し、また、ハエとネズミの体内にもこういった遺伝子を発見した。
 同氏は遺伝子と長寿の関連を探し、三種の遺伝子を見つけた。一種は細胞に抗菌酵素の生成の指示を行い、一種は遊離基の体に対する損害を防き、一種は細胞を高温損害から守る蛋白の遺伝コードを指定するものだ。
 その後の多くの研究結果から、老衰は日常の体内の廃棄物の処理と体の養護システムの故障によるものであり、廃棄物が積もれば積もるほど、体細胞に損害を与えることが示された。
 研究者はこの中の作用が最も強い遺伝子をさらに確認し、その作用を制限し、老衰を止められるのではないかと考えている。
 

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