コレステロールの降下薬で直腸ガンのリスク減
アメリカのミシガン大学総合腫瘍センターの研究で、コレステロールを降下する薬物スタチン(statins)を五年間使うと直腸ガンになるリスクが50%減ることを発見した。5月26日に発行されたアメリカの<ニューイングランド 医学雑誌>にこの研究論文が掲載されている。
研究者は1953名の直腸ガン患者と2015名の健康者に対して、過去5年間に使用した薬のデータを分析し、スタチンが直腸ガンの治療に有効であることを証明した。また、使用者は家族にガン病歴があったり、他の危険要素があったりしても、この薬は直腸ガンのリスクを低下することができる。
研究者は、スタチンがガンリスクを減らす原因はまたはっきり分からないと語った。研究の責任者スティフン・カルバ氏は、スタチンに含有されている抗炎物質はガン治療と関係があり、これは直腸ガンだけではなく他のガンにも効果があるかもしれないと指摘した。
スタチンを含有する常用薬lipitor、pravachol、zocorなどは心血管疾病の予防作用があることが証明されている。
ただ、ガンを予防するためにスタチンを服用することは控えるべきだと指摘している。
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