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日本易食研究所 主宰      

◇健康ニュース◇

 

カルシウムとビタミンDは老人骨折予防に効果なし


 ≪ランセット≫に発表されたイギリスの最新研究では、5292名の一回骨折した70歳以上の老人(うち85%が女性)に対して、カルシウムとビタミンDを取るか取らないかで2チームに分かれて実験を行ったところ、摂取するチームと摂取しないチームは、新たな骨折、レントゲンに確認した骨折と股関節部骨折の発生率、死亡数、転倒回数、生活状況などの指数には著しい差がなかったことがわかった。
 また、≪イギリス医学雑誌≫に発表されたもう一つの研究では、3314名の一つ或いは複数の股関節部骨折の危険要素を有する女性に対する調査で、カルシウムとビタミンDを補充しても、上述の一つ或いは複数の股関節部骨折の危険要素を有する女性の骨折リスクを低下する証拠は発見できなかった。
 二つ目の研究行ったイギリスのヨーク大学のトーゲロン氏は、「研究結果は≪ランセット≫に発表した研究と同じく、カルシウム或いはビタミンDの補充は、股関節部の骨折リスクを低下することはできない。また、単純にカルシウムとビタミンDを飲んでも、骨粗鬆症を治療することもできない」と指摘した。もし、骨粗鬆症を発生する危険があれば、もっと有効な治療方法が必要ということになる。股関節部の骨折に危険があるときに、カルシウムとビタミンDだけを飲んでも、リスクは低下できないのである。

 

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