βカロチン過剰摂取でガンに
フィンランドの研究者は、2万9千人の50歳以下の喫煙者を対象に実験を行った。この実験では、対象者をβカロチンを摂取するチームと摂取しないチームに分け、摂取するチームには、一定期間定量のβカロチンを摂取させた。その結果、βカロチンを摂取したチームは、そうでないチームと比べると、肺ガンの発病率が28%も高いことが分かった。
栄養研究者の分析では、βカロチンがガンを抑制するとしている研究ではその使用量が全て少なく設定されていたという。しかし、ガンを誘発する研究では、βカロチンの摂取量が大きく、毎日の摂取量が20〜30mgに達している。毎日5mgのβカロチンの摂取をするとガンを抑制する作用があるが、摂取過剰は、ビタミンAとセレプタ(受容体)の結合を阻止し、腫瘍を抑制遺伝子の添加を阻止することになる。その結果はガンを抑制するのではなく、ガンを誘発することにつながる。
そのため、栄養学者は過剰なβカロチンの摂取を決して行わないように指摘している。
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