易食研究所

日本易食研究所　主宰　　　　　

◇健康ニュース◇

牛乳で卵巣ガンの発病率増加

　スウェーデンのカロリンスカ研究所は、大量の牛乳を飲むと、女性の卵巣ガンの発病率が増えるという研究結論を発表した。これは６万名以上の、毎日２回以上牛乳を飲む女性に対する調査で得られた結論である。
　研究者は、１３年間かけ、３８歳～７６歳の６１０８４名の女性を調べた。このうち、２６６名が卵巣ガンと診断され、１２５名がまだ確定していない。毎日４回以上乳製品を食べる女性は卵巣ガンの発病率が、毎日２杯牛乳を飲む女性の倍になるという。牛乳でなぜ卵巣ガンの発病率を増えるかはまだはっきりしていないが、牛乳の中の乳糖が腫瘍の成長を刺激しているとも言われている。またこれとは別に、乳製品にガンとの関係があるという理論がすでに発表されており、主に乳腺ガンと前立腺ガンに関係があることが明らかになっている。
　食品と体脂肪の量がガンにどのように影響するのかは、未解明である。一部の研究者は脱脂牛乳は女性の卵巣ガンに影響がないと主張しているが、多くの研究者は、食品の特定成分がはっきりしてないうちは、大量の牛乳摂取は避けるべきだと提案している。

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