SARSの抑制物質の抽出に成功
SARSの冠状ウイルス蛋白分解酵素を抑制する物質が、中国科学院上海薬物研究所とシンガポール理工学院の研究者によって発見された。
≪華夏時報≫の報道によると、この物質はビョウヤナギや、サンザシなどの天然果物の中から見つかったそうだ。
研究者は、高性能な計算機を使い、200万種以上の化合物を研究した。そして、二年間かけて、やっと系列の小分子化合物を発見し、それらはSARSウイルス或いはインフルエンザウイルスの蛋白分解酵素と結合するという。これによって、上述のウイルスが人体細胞内で、分裂したりして広がることができなくなり、SARSやインフルエンザの予防と治療の目的を果たすことができる。両国の研究者は、この化合物の開発を続け、薬を合成し、3〜5年後には、臨床に用いられると考えている。
ただし、ビョウヤナギや、サンザシなどの天然植物の中から、発見された化合物の含有量はきわめて低く、大量合成に時間がかかる。
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