バイアグラの失明リスク

　≪競報≫によると、最近、アメリカの専門家は、バイアグラの使用により、男性が永久性の失明を引き起こす可能性があると警告した。現在、アメリカでは１４人のＥＤ患者に、バイアグラを使用した後、乏血性視神経の症状が現れた。
　乏血性視神経の病変は視神経へ流れる血管が切断されることによって発生する失明である。アメリカミネソタ大学医学院の専門家は、現在病症を現れた患者の人数は、バイアグラが失明を引き起こす事の証明となりうるに十分であると語った。この研究の責任者ホワイト・ボムランズ氏は、もし、全てのバイアグラを使っている乏血性視神経病の患者に対して調査を行えば、両者の関係がさらに説明できると指摘した。
　同氏はまた、長年以来、男性患者がバイアグラを使ったら、一時的に視覚に色変化が現れ、見た物が全て青か緑色になることは周知となっているが、今回発見された永久性失明は、より重要な事であるとも述べた。

　１９９８年から、バイアグラが使用され初めて以来、アメリカだけで、使用者は２３００万人に上っている。
　バイアグラは人体内のある天然酵素を制限し、それによって血液の流れを控える。この機能は潜在的な危険性があり、他の場所へ影響を与えることがある。視神経への血流が切断されると、乏血性視神経の症状が非常に起きやすくなるのだ。
　この研究結果は≪視神経≫誌に掲載され、７名の５０〜６９歳の男性の具体的な病症を提供した。彼らは皆、バイアグラ使用後の３６時間内に失明症状が現れた。これまでに、バイアグラが心臓病や脳卒中を引き起こす事があるとする研究もあったが、正式な臨床実験は今までなかった。

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