緑茶のガン予防は緑茶ポリフェノール
ロイター通信社の報道によると、スペインとイギリスの研究者は、緑茶がガン予防に役立つ原因を突き止めた。
スペインのモルシア大学とイギリスのジョン・インニスセンターの研究者は、緑茶の中のポリフェノールの一種EGCGが、ガン細胞とジヒドロ葉酸還元酵素(DHFR)と結びついて成長することを防いでいたことを発見した。
インニスセンターのソエンリ教授は、初めてEGCGがDHFRを阻止することを発見し、この酵素が抗ガン薬物の目標である、と語った。
緑茶の中のEGCGは普通の茶葉より5倍多い。緑茶は一部のガンの発生を減少する作用があるが、どのような物質が作用しているか、今までの研究でははっきりしていなかった。そのため、一日にどのぐらいの緑茶を飲めば効果があるか、などはわからなかった。
ソエンリ教授は、EGCGは緑茶の抗ガン作用がある物質の一種であるかもしれないと考え、彼らはEGCGの構造が抗ガン薬メソトレキセートの構造と似ていることも発見した。
DHFRは健康細胞とガン細胞に対して共に重要であり、EGCGはDHFRに対する抑制力が強いが、メソトレキセートより弱いため、健康細胞への副作用は、抗ガン薬より小さい。
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