易食研究所

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◇健康ニュース◇

 

穀物の抗ガン力は野菜に匹敵


 アメリカの研究者は、新しい研究から、穀物の抗ガン力が野菜に負けないことを発見した。この研究報告はアメリカガン研究院の国際食糧、栄養とガン症会議で提出された。アメリカのコンネール大学の研究チームは、穀物の中に多くの抗酸化剤が含まれていることを発見した。今まで、こういった抗ガン物質の存在はほとんど無視されていた。また、このことは未だに続いている一つの論争に答えを与えた。その問題とはすなわち高食物繊維を含有した穀物食品が結腸ガンの発症率を低下するというものである。長年の研究では、高食物繊維の穀物食品は結腸ガンを抑制する作用があることが発見されているのに、短期の臨床実験では反対の結果が出ていたのである。この新発見から、臨床実験は食物繊維しか注目せず、穀物が含有する他の物質を無視していたことが問題であったことがわかった。
 新研究は未来の臨床実験に新たな考え方を提供した。穀物の相互間作用以外に、それらに含まれている食物繊維及び保護性成分も観測しなければならないのである。アメリカガン研究院の栄養教育者ミラニ・ポルコは、この研究は穀物を摂取することの重要性を強調し、黒米粥、全粒麦パンを推奨すべきだと指摘した。
 これまでの、食物の中の抗酸化剤の含有量に対する研究は、人体が直接吸収できる物質にのみ注目されており、消化後に抗酸化剤に転化して吸収される物質には関心を払っていなかった。野菜や果物の中の抗酸化剤は前者に属し、今回発見された穀物の中の抗酸化剤は後ろの類に属している。
 研究者は、リンゴやブドウに含まれている抗酸化剤は人体で76%直接吸収できるが、穀物の抗酸化剤は1%しかなく、残り99%は直接吸収できない種類だと語った。

 

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