日本で精子無力症の原因発見

　新華綱によると、京都大学の副教授木下専京のチームはラットの実験により、ラットの体内にあるタンパク質が欠乏すると、ラットの精子のしっぽの断裂に繋がり、精子無力症の原因の一つとなることを発見した。
　共同社の３月１日の報道によると、このタンパク質はＳＥＰＴＩＮタンパク質の系列に属する。人やラットの体内にはＳＥＰＴＩＮタンパク質が１２種あり、神経細胞に重要な作用を司る。木下副教授らは遺伝子技術を通して、体内でＳＥＰＴＩＮ４が欠乏したラットを育てたところ、この種のオスラットはメスを妊娠させられない事を発見した。原因はオスのラットの精子がほとんど活動しなかったためである。研究者は、さらにオスのラットの精子の鞭毛根部に、エンジンみたいな円形の物がなかったことを発見した。研究者は京都大学の付属病院で１５名の精子無力症患者を検査した結果、３人の精子に円形のものがなかったことも発見した。
　木下副教授は、この発見は精子無力症の発見の早期診断につながり、精子無力症の原因の究明にも大きな作用があると指摘した。
　

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