イギリスで発ガンの色素食品発見

　アメリカ≪僑報≫の報道によると、２月１８日、イギリスは史上最大規模の食品回収行動を行った。各スーパーや商店は、３５９のメーカーの数百万件におよぶ食べ物を撤収した。イギリスの多くの食品生産販売会社が影響を受けた今回の騒動は、マクドナルドやインスタント食品のチェーン店、及び多くの食品会社が食品生産中に使用した「ウスト調味料」に、ガンを誘発する色素を含まれていることが発見されたことが原因である。
　撤収された食品は、いずれもイギリスの著名な食品メーカーの製品で、「第一食品会社」で製造された商品である。イギリス食品標準局は１８日、「この会社が生産した一部の『ウスト調味料』には、ガンを誘発するスダン１という染色剤が含まれている」と指摘した。２００２年、インドから輸入された５トンのトウガラシ粉にスダン１の染色剤が含まれており、このトウガラシ粉を原材料として作られた「ウスト調味料」がイギリスの全土で販売され、多くの食品メーカーやレストランにも使用された。
　イギリス以外にも、イギリスから「ウスト調味料」を輸入した１５カ国が影響を受けた。アメリカ、カナダ、及び多くのヨーロッパの国の食品管理機関は、自国の食品が汚染されているか否かについて追跡調査を行っている。
　

戻る

Copyright (C) Toujyou.com. All Rights Reserved